立川市内の包括支援センターが児童館と共催で、認知症サポーター養成講座を親子で学べる、という企画があったので、夏休みということもあり私の子と一緒に参加しました。
実際には親子参加は私たちだけで、子どもたちと大学生の参加が多かったですが、テキストは一般用と小中学生用があり、内容も分かりやすかったです。
人間の脳を「記憶の壺」に例えて、壺に見立てたバケツへカラーボールを何個か入れていくとどんどん入るが、バケツの底を浅くするとカラーボールは入りきらずこぼれてしまう、その状態が認知症なのだということを子どもがボールを入れる実験をしてわかるように工夫されていました。
講座の終わりにサポーターの証「オレンジリング」をいただき、みんな早速腕にはめて嬉しそうにしていました。
ちなみにこの色は本当は「柿色」だということです。柿の色は安心する色といわれている、という理由からだと教わりました。(写真)
講座の後は児童館へ移動して、地域より寄付された野菜で「豚汁とおにぎり」の調理をし、地域のボランティアさんのご協力で子どもたちが包丁で切るお手伝いをしました。豚汁を煮る間に子どもも大人もお年寄りも一緒に遊べるゲームを楽しみました。
出来上がった豚汁とおにぎりは、参加者と地域のお年寄りや講座に関わられた皆さんも一緒にいただきました。
認知症サポーターの勉強が元々の目的でしたが、地域のいろんな年代の方々と一緒に調理・ゲーム・食事を通じた交流ができたことがとても有意義でした。私の子には認知症は難しいかなと少々不安でしたが、わかりやすく教えてくださったおかげで認知症の方のことを理解しようという気持ちになれたのではと思い参加して良かったです。
認知症サポーターはどなたでもなれるものなので、講座へ気軽に参加していただいて認知症の方たちを支える輪が広がっていくといいですね。(Y)