朝のNHKニュースで、訪問看護師が高齢者から暴力を受けるケースを取り上げていました。
兵庫県内の83事業所へのアンケートで、その半数が「利用者やその家族から精神的・身体的な暴力を受けたことがある。」ということでした。
具体的なケースでは、利用者宅で薬物の入ったお茶を出され飲んで一時意識不明になった、体に傷が残るほどの暴力を受けた、など信じられないことが起きていました。
事業所では、「暴力が確認された場合は、契約解除できる」という文書を盛り込んでいるものの、訪問看護に頼らざるを得ない利用者を見捨てる訳にいかず契約解除に踏み切れない、という苦しい実情を抱えています。
対策として、行政などに実態を知ってもらうべき、という意見が出されました。
誠心誠意ケアを行っている利用者から暴力を受けてしまったら、大変ショックで悲しく、あってはならないことです。訪問看護と同様にケアマネジャーや福祉用具も訪問してサービスを行っているので、このようなケースに遭遇した場合の対策を予め考え、備えをしておく必要があると感じました。
ですが、このような稀なケースが取り沙汰されることで、訪問看護・介護のイメージが誤解されてはならないと強く思います。
私たちは、ご利用者が在宅で穏やかに過ごせることを第一に考えてサービスを行っており、様々な課題にも真摯に取り組むことで、ご利用者・ご家族との信頼関係を築き、ご満足をいただけることを信じて今後も努めて参ります。(Y)